50】子宮筋腫: ₀₅₎筋腫がある方の今後の方針(将来妊娠する希望の無い方)

筋腫がある方の今後の方針(将来妊娠する希望の無い方)

🌸<漿膜下筋腫>(しょうまくか)=子宮の外側にできる
通常無症状です。処置や手術は不要です。
1年毎位に診察して大きくなっていないかCheckします。
ただし、筋腫が大きい場合には、Ⓐさらに大きくなっていないか、Ⓑ悪性の様子はないか、©手術の必要性はないか、気を付けて定期的に診察します。
筋腫核の直径が5~6㎝以上とか、子宮全体の大きさが手拳大以上とかの、大きい筋腫の場合は、「できている部位、個数、発育速度、悪性の様子の有無」によって手術する必要があるか、経過観察で良いか、を決めます。
筋腫が新生児頭大以上の場合は、手術又は処置(もし手術を希望されないなら厳重な検査や経過観察)が必要です。

 

🌸<筋層内筋腫>(きんそうない)=子宮の筋層内にできる。
多くの場合、症状もないので、処置不要です。
しかし、過多月経、生理痛がひどい場合には、治療又は手術も考えます。
      
特に、筋腫核が直径5~6㎝以上と大きい場合で、過多月経、生理痛がひどい等の症状がある時は、手術する必要があるか、経過観察で良いか、を考えます。

 

🌸<粘膜下筋腫>(ねんまくか)=子宮内にできる。
過多月経となり、その為重症貧血、難治性貧血になる事が多いです。その為ほとんどの場合、手術して筋腫切除します。
子宮口から子宮鏡という内視鏡を入れて、子宮内を除きながら粘膜下筋腫を切除します。、

 

 

筋腫は30代に見つかる事が多く、40才に向かって年単位で徐々に大きくなります。稀に20才で見つかる事もあります。


月経がある間は年単位で徐々に大きくなりますが、閉経して女性ホルモンが少なくなると、筋腫は小さくなります。
筋腫があっても、漢方薬や注射でしのぎ、閉経を待つ方もいます。それを閉経逃げ込み療法と言います。

 

 

 

 

子宮筋腫(日本産婦人科医会H27)、 ガイドライン婦人科外来編’17、 ガイドライン産科編’17、 産婦人科研修必修知識’16~’18、 他

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