体外授精(Assisted reproductive technology,ART)の(妊娠率、流産率、生産率)
体外受精の年齢別妊娠率、流産率、生産率のグラフ。
妊娠率は30%近いのですが、妊娠しても流産することがあるので、生産率(無事に出産まで到達する)のは20%です。
35才を過ぎると体外受精でも、妊娠率が急速に低下します。又妊娠しても流産率が上昇するので生産率も低下します。特に、38歳以降では妊娠率が急降下し、流産率が急上昇します。
体外受精は保険が使えないの1回に30万円程度かかります(市町村から補助金が出ることがあります)。2~4回と繰り返さなければならないことも多いです。2~4回繰り返しても生産(無事に出産まで到達する)のは20%程度です。
通常の不妊治療でも20∼30%の生産率があります。通常の不妊治療では保険が使えるので、体外受精よりはるかに安く済みます。
まずは通常の不妊治療を1年位は試みます。32~33歳では、通常の不妊治療を数ヶ月行なってみて、妊娠しなければ、早めに体外受精に切り替えます。